お盆休み、真最中である。
日頃の自分へのご褒美と、暑気払いを兼ねて、
気になっていた和食屋さんへ行く。
暖簾をくぐった瞬間から、時間がゆるりとなる。
案内されたのは‥やったっ!カウンター席。
料理人さんの華麗な手さばきや手際を、
眺められて、楽しいのだ。
カウンターは新しい檜の匂い。
日常を離れて、ゆったり五感でお料理を堪能。
丁寧に作られたそれぞれの一品を、
襟を正して、丁寧にいただく。
美味しい‥と身体が喜ぶ。
キリッと、誇りを持ってお仕事している料理人さんに見送られ、
ちょこっと照れながらお店を出る‥。
温かなおもてなし、ありがとう。ご馳走さま。
料理人さんの有り様を見て、
どんな時も、自分に誇りを持って立ち向かいたい‥と、
熱気で混雑する街を、歩きながら思った。
ほのぼのした後、覗いたお店には、
魅力的な物が、たくさんあった。
商品を手に取りながら、この国の豊かさを感じる。
このところ、この豊かさの意味を自分に問うことが多い。
豊かで、平和であることをありがたい‥と思うと同時に、
ここに至った歴史や、
今の現実をありのまま(少し難しいけど‥)受け止める。
そして‥考える。考える。